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2021.11.12

JTBコミュニケーションデザイン SDGsと社員のモチベーションに関する調査 会社のSDGs・サステナビリティへの取り組みは社員のモチベーションに関連

役職者の6割が「会社はSDGs達成に取り組むべき」、今後の取引先選定にも反映


 SDGs(持続可能な開発目標)達成への取り組み・サステナビリティ推進の取り組みは、近年社会的な関心を集め、企業活動においてもその重要度が指摘されています。このたび、JTBグループで様々なコミュニケーションサービスを提供する株式会社JTBコミュニケーションデザイン(以下JCD)は、「SDGsと社員のモチベーションに関する調査」の報告書をまとめました。
 本調査では、全国の企業に勤める男女1,030人を対象に、勤務先の会社のSDGs達成への取り組みについて調査し、その詳細や影響を明らかにしました。調査結果からは、会社としてのSDGs達成への取り組みと社員のモチベーションとの関連や、17の目標の影響の違い等に関する示唆が得られました。



【調査結果のポイント】
1.  会社員のSDGs認知度は82.5%と、高い水準
 理解度は56.0%、年代や役職が高いほど、認知度・理解度が高い傾向。

2. 会社のSDGs達成への取り組みを評価21.6%、会社はSDGs達成に取り組むべき48.3%
 役職が高いほど、会社はSDGs達成に取り組むべきと回答、部長クラスでは61.6%。

3. 社員として取り組みたいのは「働きがいも経済成長も」67.3%、「すべての人に健康と福祉を」66.5%。
 会社が取り組んでいること以上の結果に。

4. 会社のSDGs達成への取り組みは、社員のモチベーションや就業継続意欲と関連。

 会社の理念・ビジョンの実現、ダイバーシティ推進、業務効率化、などとも関連。

5. 取引先の会社にもSDGs達成への取り組みが求められる
 役職者の4割以上が、「今後は、取引先の会社がどれだけSDGsに取り組んでいるかを、今よりも意識する」と回答(取引先のないケースを除く)。

6.社員が、会社のSDGs達成への取り組みを知るのは、「社長や経営層からのメッセージ」が最多。

【まとめと提言】
●SDGs達成への取り組みは社員のモチベーションに関与し、結果的に会社の業績向上に寄与する
●社内コミュニケーションによって、SDGs達成とモチベーション向上の相乗効果をさらに高めることができる


<調査概要>

調査方法 インターネットリサーチ
調査地域 全国
調査対象者 全国在住の企業に勤務する男女で、以下の対象者を抽出。・従業員数500人以上の企業にフルタイムで勤務・一般社員から部長クラス・20歳代から60歳代までの各年代同人数にて抽出
有効回答者数 1,030人
実施期間 2021年9月7日~9月8日

<主な調査結果>


【1】会社員のSDGs認知度は82.5%と高い水準
理解度は56.0%、年代や役職が高いほど高い傾向。


 SDGs認知度(「これまでに、SDGsという言葉を聞いたことがある」)をあてはまる・計(「あてはまる」+「まああてはまる」)でみると82.5%。会社員の間で、高い水準で認知されていることがわかりました。理解度(「SDGsの内容を理解している」)は56.0%にとどまっています。
 (16416)

 この結果を年代別でみると、50代・60代は6割を超えており、年代が高いほど理解が進んでいます。また、
役職別でみると、課長・次長クラス以上は7割を超えており、役職が高いほど理解度は高くなっています。


 (16418)

【2】会社のSDGs達成への取り組みを評価21.6%、会社はSDGs達成に取り組むべき48.3%役職が高いほど、会社はSDGs達成に取り組むべきと回答、部長クラスでは61.6%。

 勤め先の会社の「SDGs達成の取り組みを評価できる」は21.6%、「今後、勤め先の会社はSDGs達成に取り組むべき」は48.3%で、現状の取り組みへの評価と今後の取り組みへの期待にギャップがあることがわかりました。役職別でみると、役職が高いほど期待が高く、部長クラスでは61.6%となっています。
 (16422)
 (16421)

 自由記述の回答を見ると、「勤め先の会社のSDGs達成への取り組みを評価できる」理由は、“グループ企業全体で推進本部を立ち上げ、進捗状況は都度全社員に広報されている(男性64歳/部長)”、“SDGsに関する全社員向け研修が、頻繁に実施されている(男性55歳/課長・次長)” など、組織を上げての活動に関する記述が散見されました。”社長自らSDGsを推進(男性62歳/一般社員)”、“経営陣が真剣に取り組んでいる(男性51歳/課長・次長)” という社長や経営層の関与に関するコメントが複数見られました。また、”GHG排出目標を掲げて着実に推進している(男性60歳/部長)”、 “新たな商品やサービスを企画する際に、SDGsへの貢献度を視点に入れている(男性58歳/課長・次長)” など具体的な施策内容が記述されました。
 一方、SDGs達成への取り組みを評価できない理由は、“宣言はしているが、具体的な数値目標が定められていない(男性46歳/課長・次長)”、“取り組み作成がゴールになってしまい、社員全体にメッセージが届いていない(男性48歳/課長・次長)” など、具体的な目標がないことと、社員への告知や説明が不十分という意見が多く見られました。

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