「東京栄養サミット2021」 (Tokyo Nutrition for Growth Summit 2021)(https://www.n4g-tokyo2021.jp/)は、栄養に関連する[1]健康、[2]食、[3]強靱性、[4]説明責任、[5]財政、の5つのテーマを取り上げ、世界各国の栄養関係者とともに課題解決に向けて議論し、取組を発表する場です。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に合わせ、栄養不良の解決に向けた国際的取組を推進するために、日本政府により2021年12月に東京で開催されました。当社は、本サミットにて「社会問題を解決するビジネス」に関するコミットメントを表明するととともに、農林水産省が主導する東京栄養サミット2021 アクションプランの「食」のテーマにおいて賛同し、公式サイドイベントにてバングラデシュでの取組発表や各種議論に参加しました。
■東京栄養サミット2021 アクションプランについて(
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/seisaku/n4g2021/action_plan.html#a60)
日本の食関係者は、東京栄養サミットのテーマ2「食:健康的で持続可能な食料システムの構築」に向けて、4つの点を重視して取り組みます。
[1]食料システムの変革
[2]食関連産業のイノベーションの推進
[3]個人の栄養に関する行動変容の促進
[4]途上国・新興国の栄養改善への支援
・当社アクションプラン
「社会的課題解決と収益の両立」
グラミンユーグレナ※1の緑豆プロジェクトを通じて、2022年にはバングラデシュ小規模農家7,000人への雇用創出と収入増を実現し、ロヒンギャ難民への食料500万食分を供給します。
※1 グラミンユーグレナは、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士率いるグラミングループと当社が、日本の食料事情改善とバングラデシュで貧困に苦しむ農村地区の所得向上や生活改善を目指すユヌス・ソーシャルビジネスの一環として設立した合弁企業
■東京栄養サミット2021 当社コミットメント
「社会問題を解決するビジネス」
バングラデシュの零細農家やロヒンギャ難民が抱える社会問題を解決するために、以下のような事業を率先して継続、拡大します。
・契約農家を2020年の2,000人から2022年には7,000人に増やし、それによりロヒンギャ難民への食料供給を2020年の100万人分から2022年には500万人分に増やすことを目指します。
・現地の農産物の生産性向上とコスト削減のため、選別や加工に関する技術指導や設備投資を実施する予定であり、地元農家の自立を目指し、長期的かつ継続的に支援します。
・現在、当社のバングラデシュにおける事業活動は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で制限されていますが、日本政府機関や国連機関、現地の関係者と協力し、当社のノウハウや経験を活用することで、官民連携の理想的なロールモデルとして、新型コロナウイルス感染症拡大の問題を乗り越え、当社の事業活動の普遍化を目指します。
■当社参加公式サイドイベントについて
・2021年12月7日
「Nutrition Olympiad: Let the Youth Lead in Nutrition」
主催・共催:Bangladesh Institute of ICT in Development (BIID)/Global Alliance for Improved Nutrition (GAIN)/Nutrition Club, Rafia/Ministry of Food, Government of Bangladesh/Youth and United Nations Global Alliance (YUNGA)/The Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)/World Food Forum Act4Food, Act4Change
登壇者:代表取締役社長 出雲充、CFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)川﨑レナ、執行役員 海外事業開発担当(グラミンユーグレナ共同最高経営責任者)佐竹右行