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和歌山で獲れた猪肉を、獣害対策に取り組む地元農家の声とともに提供

大自然の中でリトリート体験ができる熊野古道の宿「SEN.RETREAT TAKAHARA」

和歌山県の世界遺産・熊野古道沿いにある一棟貸し宿「SEN.RETREAT TAKAHARA」(田辺市中辺路町高原)は、地元で獲れた猪肉を使用した「オール和歌山にこだわった”猪肉しゃぶしゃぶ”プラン」のご予約を12月21日より、開始します。※2022年1月1日宿泊分より提供


熊野古道の参詣道「中辺路ルート」沿いの山間に位置する「SEN.RETREAT TAKAHARA」は、日常の自分と距離を置き、大自然の中でストレスをリセットする「リトリート体験」ができる無人運営の宿として、2021年10月8日に開業しました。

「SEN.RETREAT」ブランドの宿は2022年末までに、中辺路ルート沿いに他3カ所が順次開業する予定で、SEN.RETREATAKAHARAはその第一弾となります。
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この度、地元の梅・みかん農家が近年悩まされてきた獣害を解決する一助となるべく、捕獲された猪をしゃぶしゃぶ鍋としてご提供するプランを導入します。
地元の獣害対策の活動や尽力されている方々の思いを知っていただける冊子を宿に配置し、ジビエを味わうだけでなく、その背景まで宿泊客の方に理解していただける取り組みも行います。

猪鍋プラン概要

お鍋の具材には猪のロースやバラ肉のほか、龍神しいたけ(田辺市龍神村産)や高級食材「白いきくらげ」(田辺市伏菟野産)などをご用意。お出汁は減塩鰹節(和歌山県すさみ町産)をご提供しています。

調味料は、梅果汁を使用した梅ポン酢(和歌山県上富田町産)や、ゆず果汁を使用したごまだれ(和歌山県紀の川市産)を備えており、風味豊かで多彩な“オール和歌山”の味をお楽しみいただけます。

プラン名:【贅沢】オール和歌山にこだわった"猪肉しゃぶしゃぶ"

料金:1泊2食付きで18,700円/人(大人4名様の場合)
   ※宿泊代/オールインクルーシブドリンク/お菓子・おつまみ込み
ご予約はこちらより〉〉https://reserve.489ban.net/client/sen-retreat-takahara/0/detail/535287

猪鍋を食べたお客様の感想

提供開始に先立ち、宿泊客の方に猪鍋を試食していただき、感想を伺いました。
Aさん:まず、お肉が予想外においしくて食べやすかった。ジビエについては、「おいしくないけど殺しちゃったから食べましょう」というネガティブなイメージを持っていたけど、まったく違いました。梅やかんきつ類のポン酢とお肉の相性が良かったです。

Bさん:今日食べた猪肉は脂が少なくあっさりとした味わいで、お箸がどんどん進みました。「捕獲された動物を食べるのがかわいそう」という声もあるけど、ジビエを食べることは地方の農業を守ることにもつながると実感しました。

Cさん:野生だとしっかり運動しているからか、お肉は弾力があって食べ応えがありました。脂や灰汁も浮かないので、ヘルシーなんだと思います。きくらげもプリプリかつシャキシャキでおいしかったです。

Dさん:しいたけは肉厚でジューシーで、しいたけの概念が変わりました。地元の方が命を無駄にしないよう大切に捕獲したジビエを食べさせてもらうことは、なかなかない有意義な機会でした。

田辺市における獣害の現状

SEN.RETREAT TAKAHARAにジビエを届けているのは、地元農家のメンバーが獣害対策を行うために立ち上げた「株式会社日向屋」(田辺市上芳養)です。
田辺市上芳養地区の基幹産業は梅とみかんの栽培ですが、近年は獣害に悩まされてきました。梅は鹿に新芽を食べられ、木の成長が悪くなります。みかんは猪が食べ、100㎏を超える猪が木にのしかかり折れてしまうこともあります。
この課題を解決すべく、地元農家のメンバーが罠の狩猟免許を取って狩猟チームを立ち上げました。
最初の1年のみで猪や鹿が120頭ほど捕獲できたものの、立ち上げ当初は現在のようにジビエ処理施設も解体師もおらず、獲物はバットでたたき殺すしかありませんでした。鹿や猪が痛そうに鳴く姿に、地元農家のメンバーはだんだんと精神的な負担を抱えるようになりました。
激増した個体数を減らし、命を無駄にしない策が他にないか考えた結果、ジビエの解体ができる施設と、解体できる人材を誘致することとなり、2018年に解体施設「ひなたの杜」が建てられました。

「日向屋」公式サイト〉〉 https://team-hinata.com/
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