ウクライナでの人道危機は、昨日まで平穏な生活を送っていた人々が突如として過酷な避難を強いられるという難民危機の現実を私たちに突きつけました。
世界人口の約100人にひとりが望まない形で難民・避難民として故郷を追われている現状において、とりわけ難民女性が直面している現実は非常に厳しいものです。
女性たちは、劣悪な環境での避難生活に加えて、SGBV(性差に基づく暴力)のリスクにさらされています。女性ひとりが生計を支える家庭が多いにも関わらず、教育・自立の機会を得るには多くの文化的・経済的な壁に直面します。コロナ禍による受け入れ社会の経済的なひっ迫が、女性たちにさらに追い打ちをかけている状況です。
「WOMEN+BEYOND~私たちから、世界を変えよう。」は、難民女性・女子の現状を日本のリーダー層に訴え、「日本の私たちに何ができるのか」を共に考え、行動していくことを目的としています。難民女性支援への共感のもと、社会的な影響力をもつ参加者相互のネットワーク拡大も目指しています。
2021年10月に立ち上げた本プロジェクトのシーズン1では「アフガニスタン難民の女性・女子支援」をテーマにおき、情報共有のためのウェビナー、スペシャルメールマガジンの配信、そして参加者の皆様と共に作り上げるファンドレイジングのためのイベントを実施しています。シーズン1のゴールは、アフガニスタン難民女性の生命を保護し、彼女たちが教育と自立の一歩を踏み出すための資金援助を日本から実現することです。
■「WOMEN+BEYOND~私たちから、世界を変えよう。」プロジェクトウェブページ
https://www.japanforunhcr.org/appeal/women-beyond
このプロジェクトでは、アフガニスタン難民女性・女子と表現していますが、国外に逃れた難民だけでなく、アフガニスタン国内の避難民を含みます。今回は、特に国内避難民への支援をアピールしています。
■UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)
国連の難民支援機関であるUNHCRは、難民、国内避難民、無国籍者などを国際的に保護・支援するため、多様なパートナーと連携し、世界約 135 カ国で活動しています。1954 年、1981 年にノーベル平和賞を受賞。本部はスイス・ジュネーブ。
https://www.unhcr.org/jp/
■特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
国連UNHCR協会は、日本におけるUNHCRの公式支援窓口として2000年に設立されました。UNHCR駐日事務所と連携しながら、UNHCRの活動を支えるための広報・募金活動を行っています。皆さまからのご寄付に対して、税控除の領収証を発行することができる認定NPO法人です。
https://www.japanforunhcr.org/
■株式会社ラントリップ
ラントリップは「もっと自由に、楽しく走れる世界へ。」をビジョンに掲げているベンチャー企業です。ランナー向けSNSアプリやイベント、メディアの運営を通じてランナーに多様なモチベーションを提供しており、毎月のべ50万人の方が利用しています。
https://corp.runtrip.jp/