調査サマリー
調査概要
調査概要:外国籍園児への保育課題に関する実態調査
調査方法:株式会社IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月10日〜同年6月12日
有効回答:外国籍園児を保育した経験がある保育士106名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
外国籍園児の保育に関して、94.4%の保育士が「難しさ」を実感
「Q1.あなたは、外国籍園児の保育に関して、難しさを感じたことがありますか。」(n=106)と質問したところ、「かなりある」が37.8%、「ややある」が56.6%という回答となりました。
・かなりある:37.8%
・ややある:56.6%
・あまりない:4.7%
・全くない:0.9%
難しさを感じる場面、約6割が「保護者との連携が取れない」「指示が伝わらない」と回答
Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q2.具体的に、どのような点に難しさを感じますか。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「保護者との連携が取れない」が60.0%、「指示が伝わらない」が59.0%、「話しかける言語が分からない」が39.0%という回答となりました。
・保護者との連携が取れない:60.0%
・指示が伝わらない:59.0%
・話しかける言語が分からない:39.0%
・日本語・日本文化の教え方が分からない:36.0%
・集団生活に馴染めない:31.0%
・日本食に馴染めない:29.0%
・宗教などで個別の対応が必要な場合がある:27.0%
・他園児とコミュニケーションを取ろうとしない:19.0%
・日本の歌や絵本に興味を持たない:11.0%
・その他:5.0%
・わからない/答えられない:0.0%
他にも「子育ての考え方の根本が違う」や「子どもが何かを訴えてきても言葉の壁により理解しにくい」などの悩みも
Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、難しさを感じる点があれば教えてください。(自由回答)」(n=100)と質問したところ、「子育ての考え方の根本が違う」や「子どもが何かを訴えてきても言葉の壁により理解しにくい」など55の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・28歳:子育ての考え方の根本が違うと感じることがあった。
・59歳:国の習慣の違い。
・38歳:子どもが何かを訴えてきても言葉の壁により理解しにくい。
・38歳:言葉が通じないことにより、子ども同士のトラブルになりやすい。
・54歳:保護者の国の習慣と日本の保育園のルールの違いに驚かされる事が多い。
・29歳:保護者にどこまで伝わっているか、何が不明か分かりにくい。
・30歳:意思疎通ができない。こちらが伝えていることを理解しているかの確認ができない。
・32歳:文化の違いが多すぎる。