一般的には「健康」のイメージが強いアスリートですが、プロアマ問わず、アスリートはフィジカル面において健康の許容を超えるレベルの運動量があり、身体を酷使していることが多いため、競技生活の中で「怪我によるパフォーマンス低下」「体調不良による練習や試合からの離脱」「加齢等に伴う体力低下による選手寿命の短縮、限界」等のリスクに直面しています。これらのリスクが顕在化してしまうと、競技生活の継続が困難となり、離脱や引退を余儀なくされる、言い換えるならば、「アスリートとしてのサステナビリティ」が失われることになります。また、多くのアスリートがスポーツの指導や普及には取り組んでいますが、自身の経験や知名度を活かして地球環境や社会問題の解決といった領域で活動できているアスリートはまだまだ限定的です。
『SPURT』が提唱する「サステナブルアスリート」は、現役の競技生活の中で「アスリート自身の健康維持」はもちろん、「地球の健康への配慮」、「途上国への健康支援*1」という3つの「健康」視点で無理のない持続可能な活動を実践し、また、競技生活から離れた後も健康を継続維持し、セカンドキャリアを歩んでいくことを目指すアスリートを意味します。
この「サステナブルアスリート」という理念は、ユーグレナ社のフィロソフィーである「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」に通じるものでもあります。
『SPURT』では、発売以来、商品提供や栄養セミナー等の実施を通じ、さまざまなアスリートやチームの栄養・健康サポートを行ってきましたが、このたび「サステナブルアスリート」という理念のもと、健康維持といった側面にとどまらないアスリートの競技生活におけるサステナビリティに関する啓蒙活動を強化していきます。たとえば、スポーツ分野におけるサステナビリティの側面の一例として、環境負荷への認識があります。アスリートはフィジカル面だけでなく、活動量・移動量が一般人に比べて多いことから、「動物性たんぱく質の摂取量が多い(=畜産における温暖化ガス排出量が多い)」「遠征・試合への参加のために航空機、車での移動が多い(=化石燃料の使用量が多い)」など、地球環境のサステナビリティにも影響を与えている傾向があります。
*1 ユーグレナGENKIプログラム
https://www.euglena.jp/genki/