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花キューピット㈱×早稲田大学 サステナブルな新規事業共同研究を公開!

2022.07.05

一般社団法人JFTD花キューピット(所在地:東京都品川区 会長:澤田 將信)と花キューピット株式会社(所在地:東京都品川区 代表取締役:𠮷川 登) は、2021年度、早稲田大学グローバル科学知融合研究所との共同研究プロジェクトを実施しました。プロジェクトでは、学生が考案した花キューピットの新規ビジネスアイディアの事業化に向けて各種の調査や研究、ディスカッションを1年間にわたって重ね、年度末に最終成果発表会を行いました。この度、研究成果の資料ならびに学生たちによるプレゼンテーションの動画を公開いたします。

■はじまりはビジネスアイディアピッチコンテスト

本プロジェクトは、2020年度にJFTD花キューピットが、BEYOND 2020 NEXT FORUM実行委員会および早稲田大学グローバル科学知融合研究所と共催した「ビジネスアイディアピッチコンテスト」(後援:文部科学省・経済産業省・農林水産省、特別協賛:花キューピット株式会社)がきっかけで発足したものです。
「ビジネスアイディアピッチコンテスト」は、「花キューピット」の愛称で親しまれる生花通信配達取引事業、会員のための共同事業などを通して「手軽に身近に花を贈る」日本の花文化を創ることを目指してきたJFTD花キューピットの新たなビジネスアイディアを題材に、起業・新規事業創出を志す人材育成を目的として開催しました。開催時から優れたアイディアは実際にJFTD花キューピットで事業化することも視野に入れていました。
コンテスト終了後、予選を勝ち抜き本選に進出した11組の中から、サステナブルをテーマとして扱い、事業性が高いと思われるアイディアを発表した2チームについてプロジェクト化し、事業化に向けて1年間の活動を実施しました。

■サステナブルな新規事業案

プロジェクト化した1つ目のチームは『キクのフラワーロスの解決案』というテーマで、先進理工学研究科 先進理工学専攻 一貫制博士課程1年の三野流斗さん、先進理工学研究科生命医科学専攻 修士課程1年の高木大輔さんのチームから発表されたアイディアです。このアイディアはコンテストでもグランプリを受賞しました。
 もう1つのチームは『Flower Compost 花から始まる循環型社会』というテーマで、商学部2年の川野孝誠さんと先進理工学部3年の遠藤竜仁さんのチームから発表されたアイディアです。

■最終成果発表会

プロジェクトが発足して約1年、発案した学生による詳細の調査・研究のほか、花キューピット関係者と学生で各チーム6回のディスカッションを重ね、最終研究成果発表会を2022年3月29日に早稲田大学リサーチイノベーションセンター(東京都新宿区)にて開催しました。

研究成果の詳細ならびに、発表資料とプレゼンテーション動画は、JFTD花キューピット公式ページよりご覧ください。
URL: https://www.hanacupid.or.jp/news/sdgs/1520/

■最終発表会を終えて

『キクのフラワーロスの解決案』発案者の三野さんは代替タンパク質としてのコオロギの研究、高木さんはAIを使った材料開発の研究に従事しています。「自分の普段の研究とは直接的につながるテーマではありませんでしたが、大きな社会課題に対し研究をどう活かしていくかという姿勢において大変よい経験になりました」と振り返りました。高木さんは「コンテストでグランプリを頂いたときは、すぐにでも事業化できるアイディアなのではと思いましたが(笑)、実際に企業の担当者の方々とのディスカッションを重ねる中で、技術的な課題や収益化など現実的な課題がどんどん見えてきました」と、三野さんも「研究者として、自分の研究が面白いことも大事ですが、それが社会にどう貢献できるのか、社会実装するためにはどうしたらいいのかという視点も必要なのだと改めて感じました」とコメントしました。

『Flower Compost 花から始まる循環型社会』発案者の遠藤さんは先進理工学部 電気・情報生命工学科でバクテリアを通して生物多様性について研究、川野さんは商学部でビジネスモデルを研究するゼミに所属しています。今回のアイディアでは、川野さんがサーキュラーエコノミーの視点を盛り込むことを提案し、遠藤さんが分解実験の温度や水分量などを調べるなど、それぞれの得意分野も活かしていったそうです。プロジェクトを終えて「実際に企業の人とビジネスアイディアをブラッシュアップしていくということで、学生同士のプロジェクトとは違い、あいまいな企画書を持って行っても通用しないと実感しました」と振り返りました。
川野さんは「サーキュラーエコノミーを社会実装するのは容易ではないと実感でき、自分が将来的にやりたいことの中で、どうサーキュラーエコノミーを反映していくべきか解像度が上がりました」、遠藤さんは「今回はビジネスの視点を取り入れるという点が少し足りなかった。これを実際にどうビジネスにつなげるかまで、考えられるようになりたいです」と話しました。
プロジェクトを監修した早稲田大学教授・グローバル科学知融合研究所所長の朝日透教授は「学生のビジネスアイデアコンテストにおいて、企業が長期間、受賞アイディアのフォローアップにまで携わってくれるのはなかなかないこと。学生の皆さんにとっても非常に貴重な経験となったと思います。ぜひ起業や新規事業によらず、さまざまな場で活かしてほしい」と期待を寄せ、花キューピット株式会社の𠮷川代表取締役も「非常に楽しかった。『Flower Compost 花から始まる循環型社会』は花のリユースに加え、仮想現実が広まるなかで花を通して命を感じてもらうという意味でも意義のあるアイディア。『“菊”を活用した地域循環型エネルギー創出』は、現実的に多くの業界が石油のコスト問題に直面しており、非常にリアリティーのあるアイディア。このまま詰めていけば現実的な事業になるのではないかと思える」と話しました。
発表会の最後に、花キューピット関係者とともに1年間共同研究を行った三野さん、高木さん、川野さん、遠藤さん、そして朝日教授に花キューピットから桜とフリージアの花束を贈呈いたしました。花束を手に記念撮影も行われ、笑顔で共同研究を終了いたしました。今後はこの成果を花キューピットで引き継ぎ、引き続き事業化に向けて検証を進めてまいります。
※所属・学年は2021年度時点。

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