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GNJP 食品支援に申し込んだ利用者を対象に「物価高騰に対して」アンケート調査

2022.07.11

ー物価高騰がひとり親家庭の生活を直撃ー

ひとり親家庭を対象としたフードバンク事業「グッドごはん」を運営する認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン(東京都大田区)は、今年6月、食品支援に申し込んだ利用者を対象にアンケート調査を行い、物価高騰に対しての意識および行動を調べました。

今年に入り、スーパーに並ぶ食材の価格に変化がありました。大手の食品・飲料メーカー、飲食店チェーンも相次いで値上げを発表し、多くの消費者が物価の高騰を感じています。およそ半数が相対的貧困とされるひとり親家庭では、物価高騰によりさらなる経済的困難を抱えています。

TOP画像:食品配付の様子(5月、大阪) ©Good Neighbors japan

総務省は6月24日、モノやサービスの価格変動を表す今年5月の消費者物価指数は、2020年同月比で2.5%の上昇 (生鮮食品およびエネルギーを含む)との報告を発表しました。そのうち、生鮮食品は12.3%、生鮮食品を除く食料は2.7%の上昇となりました。
グッドネーバーズ・ジャパンにも、ひとり親家庭を対象としたフードバンク事業「グッドごはん」の利用者の方々から、日常的に購入していた食品や日用品が値上がりし困っているという声が多く寄せられるようになったため、今年の物価高騰に関してひとり親家庭の意識および行動についてのアンケートを実施しました。

【アンケート概要】

アンケートに回答したのは、認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンが運営する、ひとり親家庭のフードバンク「グッドごはん」を利用する、「ひとり親家庭等医療費受給者証※」を持つ首都圏および近畿圏のひとり親です。
※ひとり親家庭等医療費受給者証:18歳未満の子どもを養育し、所得が限度額未満かつ生活保護を受けていないひとり親家庭等に交付される医療費助成制度の医療証
・アンケート名:2022年の値上げに関するグッドごはん利用者の意識・行動アンケート
・実施日:2022年6月1日~10日
・対象者:「グッドごはん」に食品を申し込んだ首都圏および近畿圏の利用者(首都圏は主に大田区、品川区、その他東京・神奈川・埼玉 / 近畿圏は主に大阪・京都・兵庫・奈良)
・有効回答数:1267名(首都圏 630名、近畿圏 637名)

【値上げの実感】

まず、2022年に入り、日常生活で値上がりを実感するかどうかについて質問しました。「実感する」「やや実感する」と回答した人の割合は94.3%となり、大多数のひとり親が物価高騰を実感していることがわかりました。
前の質問で「実感する」「やや実感する」と回答した人に、値上げを実感する品目を質問したところ、一番多かった回答は「生鮮食品」でした。回答者の76%が値上げを実感する品目として選択しました。特に、玉ねぎなどの野菜の価格が高騰しているという声がとても多く、予算内で購入できる材料が限られてしまうことで、栄養バランスの良い料理や子どもの好きな料理を作れなくなってしまいます。
【値上がりを実感する声】
・玉ねぎが高く、子供はカレーが大好きなのですが作る頻度が減りました。

・子どもが朝はパンを食べたがるのですが、値上がりして毎日はキツイので、半額になっている時間に買いに行ったりしています。

・麺類が大好きな子どもたちのためにしょっちゅうスパゲティやうどん等を買うのですが、価格が上がってしまったためかなり厳しく、子どもたちに説明して頻度を減らすことに納得してもらうのが大変だった。

・98円で買えていたミニトマトが298円になっいて、もう買ってあげられません。
自由記述欄では、食品以外の品目として光熱費やガソリンを挙げる人が多くいました。

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