(※)7月20日は「中小企業の日」、また7月の1か月間は「中小企業魅力発信月間」です。中小企業の存在意義や魅力等に関する正しい理解を広く醸成するために、2019年6月、国において「中小企業の日」及び「中小企業魅力発信月間」の実施が決定されました。
ビジネスキーワード注目度
ビジネスキーワード注目度ランキング
【図表1】(Q.あなたが注目しているものをいくつでもお選びください。複数回答)
※聴取したビジネスキーワード一覧…SDGs/ESG投資/カーボンニュートラル/エシカル消費/メタバース/AI(人工知能)/VR(仮想現実)/DX(Digital Transformation)/Z世代/ジェンダーギャップ解消/ダイバーシティ/フェムテック/D2C(Direct to Consumer)/サブスクリプション/ライブコマース/クライドファンディング/ファンベース/インフルエンサーマーケティング/UGC(User Generated Contents)/マーケティングオートメーション
中小企業が注目するビジネスキーワード1位は「AI(人工知能)」。また、ビジネスのデジタル化、グリーン化に関連するキーワードが上位にランクイン。
・ 注目度が最も高かったのは「AI(人工知能)」(45.2%)となった。 続いて「SDGs」(32.3%)、「カーボンニュートラル」(20.9%)のサステナブル関連のキーワードが並んだ。また、4位、5位は「サブスクリプション」(19.3%)「DX」(18.3%)となり、デジタルを通じたビジネス変革に関する興味を窺える結果となった。【図表1】
・ 「AI(人工知能)」に注目する理由を見ると、「人員不足の解消につながる可能性がある」「マンパワー不足が加速するであろう日本経済に、必要となってくる分野だから」といった人手不足に関するコメントが散見され、中小企業が直面しているヒューマンリソースの問題が浮き彫りとなった。
・ また、「SDGs」「カーボンニュートラル」に注目する理由は、「企業の生き残りには、避けられない課題だから」「CO2削減が経営課題となっているので」といったコメントが見られ、企業の生き残りを左右する経営課題となっている状況が窺えた。
ビジネスキーワード認知度
20のビジネスキーワードの認知度。トップは、注目度と同じく「AI(人工知能)」。
・ 各キーワードの認知状況について聞いたところ「AI(人工知能)」の認知率が98.5%でトップとなり、ほぼ100%に近い結果となった。次いで「クラウドファンディング」が94.7%。「SDGs」も93.7%という結果となり、ビジネスの共通言語として浸透・定着している状況が窺える。【図表2】
・ 続いて、認知状況を業種別で見てみると『スタートアップ』においては、全体と比較し「メタバース」「DX」・「マーケティングオートメーション」「ライブコマース」等のデジタル関連のキーワードで10pt以上の差をつけて認知度が高い結果となっている。【図表2】
・ さらに、役職者別で見てみると『役員以上の経営層』での認知度が全体に比べ高い傾向となった。また、「ジェンダーギャップ解消」「ESG投資」で10pt以上の差がついており、経営における社会的な取り組みへの意識の高まりが窺える。【図表3】
ビジネスキーワード認知度(全体及び業種別)
【図表2】(数値は「内容まで知っている」「聞いたことがある」の合計)