「純米アフス つるかめ源」は、2021年フランスでの日本酒コンクール、「Kura Master」純米部門 金賞以来、今回が2度目の受賞となります。
「純米アフス つるかめ源」と「玄米酒 アフス息吹」は、原料から製造にいたるまで天然自然にこだわった日本酒です。原料となるお米は農薬や肥料に頼らず自然の力を最大限に活かして大切に育てています。土地の恵みが表現されるようなお酒にするため、低精白のお米や玄米そのものを原料としました。また、お酒の醸造は、およそ60年前から防腐剤などの添加物を全く使用しない自然醸造にこだわる「木戸泉酒造」です。「高温山廃一段仕込み」という唯一無二の製法で醸されたこのお酒は、乳酸発酵の力で軽やかで爽やかな酸味とフルーティーな甘みを生みだします。
apéro.ソムリエ ロイック・デルイベー氏によるコメント
つるかめ農園は、従来の日本酒に新しい価値観をもたらしました。それは自然に則した稲の育て方、お米の選び方、つるかめ農園の信念と哲学から始まっています。自然環境に敬意を払い、驚くほどの豊かさと恵みに富んだお米を育んでいます。
ワインの世界でもそうですが、健康的なブドウには最高のワインを生みだすために不可欠な要素が全て含まれています。栽培の話にまで触れたのは、この日本酒の元となるお米にも同じことが言えるからです。つるかめ農園は、日本酒にテロワールの本当の意味をもたらした先駆けだと私は思っています。稲がどのように育ち、どこから来たかを知り、できるだけ磨かず、その土地が育んだお米の全てを活かすこと...
木戸泉酒造の知識と経験、そして天然酵母の助けを借りて、新世代の日本酒が誕生しました。私はこの取組を、ずっと応援しています。
apéro. wine bar aoyama
ソムリエ
ロイック・デルイベー
apéro. wine bar aoyama:青山でオーガニックワインを提供するフレンチレストラン
ホームページ:
https://apero.co.jp
apéro.ワインショップ:墨田区京島にある apéro. のワインショップ
ホームページ:
https://aperowines.com
※apéro. wine bar aoyama、および apéro.ワインショップでは、オーガニックにこだわり、厳選した80種類以上のフランスワインと共に「純米アフス つるかめ源」と「玄米アフス つるかめ息吹」を提供しています。
ジル・ル・グラン氏によるコメント
美味しいチーズと一緒に味わったこの日本酒は、私にとっては驚くべき啓示でした。フランス人の私が、この日本酒がお米でできていることを忘れてしまうほどです。 ナッツのような風味、まろやかな味わい、美しいクリアな黄金色。これまで出会ったことのない味わいです。ロブスターとサフランのビスクとの素晴らしいマリアージュを想像しました。
ピエール・ガニェール(フランス・ニーム)
スーシェフ
ジル・ル・グラン
つるかめ農園代表 鶴渕真一によるコメント
受賞の知らせを聞いたときには驚きました。つるかめのお酒は通常は取り除く部分をあえて残したお米で醸したお酒です。そのお酒がワイン文化の根付いたイタリア ミラノで最高の評価を頂けてうれしさと期待でいっぱいです。
つるかめ農園は、「自然の調和と循環に根ざした暮らしをつくる」という価値観に基づき稲作を中心とした農業を営んでいます。それは、自然の恵みの象徴であるお米を通して、目に見えない風土の豊かさを人間の五感で感じられるようにする試みです。これまで、お米の栽培、収穫、酒造り、販売のあらゆる工程で関わっていただいたみなさまと道なき道を模索する不安と努力の繰り返しでした。今回の受賞によって、その試みがひとつの実を結び、光の道筋が見えたような思いです。
つるかめ農園に関わって頂いたみなさま、お米やお酒を選ぶことで私たちの考え方や試みに賛同して頂いているみなさま、また、日々の暮らしを支えてくれている家族に心から感謝いたします。これからも私たちの活動にぜひご期待頂き、応援のほどよろしくお願い申し上げます。
つるかめ農園
代表
鶴渕真一