本プロジェクトは、イトーヨーカドーの都内6店舗に「サステナブルGO!GO!プロジェクトTM」専用の回収ボックスを設置し、消費者との最適なコミュニケーション手法や効率的な回収スキームを検証します。(回収時のインセンティブの有り無しによる回収効率の変化を検証します。
「サステナブルGO!GO!プロジェクト™」のイメージ
本プロジェクト開始の背景
凸版印刷はSDGs実現に向けた中期目標「TOPPAN Business Action for SDGs」において「サーキュラーエコノミーの実現」を掲げ、資源循環社会の基盤構築を目指しています。本プロジェクトでは回収の仕組みに課題が多い、使用済みのプラスチックパッケージのリサイクルに向けた消費者の行動喚起に向けた実証をおこなうことで、資源の循環に向けた取り組みを加速させ、社会的価値創造企業として持続可能な社会の実現に貢献します。
実証実験の概要
本実証の特長
店頭回収における各施策の効果を評価検証し、効果的な店頭回収の実現を図る。
・インセンティブの効果検証
6店舗の内、3店舗にてポイントを付与し、消費者の行動変容におけるインセンティブの効果を検証。
・ゲームによるコミュニケーション
すべての回収ボックスへ小型サイネージを搭載。消費者参加型の簡易的なゲームを活用したコミュニケーションにより、取り組みへの興味喚起、参加率向上を狙う。
・参加者の属性分析
すべての回収ボックスに「リアルDATAサイネージ®」※1を設置、参加者の年齢・性別・滞在時間などのデータを取得し、投入がされやすい曜日・時間帯なども調査。
今後の目標
凸版印刷は本実証実験を通じて回収量の増加・回収の効率化に向け、プラスチック容器の資源循環の可能性を探ります。また今度は、回収エリアや回収拠点数などを拡大した実証実験を継続的に実施し、社会実装を目指します。実証実験での回収物はフィルム化テストに使用される予定で、今後は水平リサイクルに課題が多いプラスチック多層フィルムのマテリアルリサイクル技術開発を推進し、再生材使用パッケージの開発及び販売を目指します。
※1 「リアルDATAサイネージ®」
店頭での利用に適した様々なサイネージに搭載したカメラと顔認識技術を用いて来店者をトラッキングすることで、年代など来店者の属性や、来店者数、滞在時間といった店頭での購買行動をデータ化。取得したデータは独自開発のビューワーで検索・整理ができます。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上