すでに昨年度より社内において環境エネルギー関連の技術的検討を進め、今年度当初より社外の建築環境専門家を交え仕様について事前の評価を実施しております。今後は実施に向け実物件の設計を開始し、2022年4月以降に最初の「CASBEE Aランク」取得物件を販売する目標としております。
「CASBEE Aランク」の取得によって建物の性能が認められることは、建物が環境に優しいことを示すだけでなく、より長期にわたって投資の価値を維持する効果にもつながると考えられます。「ESG投資(※1)」の考え方を用いて環境性能の高いサステナブルな物件を開発することは経済面でも利益を生みだすと当社は考えております。同時に本年5月より開始した不動産クラウドファンディング事業「property+/プロパティプラス(URL:
https://propertyplus.jp/)」(※2)を通じ、一般投資家の皆様にも公的認証「CASBEE」(※3)取得物件への投資機会を提供する予定です。
全国的にSDGsに向けた機運が高まる中で、今後の全quador物件で環境関連認証「CASBEE Aランク」を取得する、という高い目標を掲げることによって、当社は社会的責任と経済合理性の両方を実現することを目指してまいります。
※1:ESG投資について:
ESG投資は、従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のことを指します(経済産業省webページ「ESG投資とは」より引用)。当社では、ESG投資は持続可能な投資を指向するものであり、より長期にわたって価値が落ちにくいことを目指す手法でもあると考えております。
※2:クラウドファンディングの募集開始について:
詳細はプロパティプラス公式ページ(URL:
https://propertyplus.jp/)をご参照ください。
※3「CASBEE」について:
「CASBEE」は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構の実施する「建築環境総合性能評価システム」の略称であり、建築の分野で一般的な環境基準とみなされております。CASBEE(建築)における「Aランク」は「大変よい」を意味し、環境への配慮はもちろん、室内空間の快適性・周辺環境への配慮を含めた、建物の総合的な性能が通常の建物より優れている場合に受けることができる認定とされております。