日本写真印刷コミュニケーションズでは、アパレル業界に対し、紙への印刷技術で培った色調管理技術と昇華転写プリント技術を組み合わせた加工技術を提供しています。昇華転写は、その色調表現の豊かさに加えて、水を使わない工法であること、小ロットに対応しムダなものづくりをしないことなど、環境負荷軽減の観点からも注目されているプリント技術です。
このほど当社が認証を取得した「STANDARD 100 by OEKO-TEX®」は、当社のプリント加工工程において有害な化学物質が含まれないことを証明するものです。
近年、アパレル産業の環境負荷の高さが指摘されています。製造工程における水やエネルギーの大量使用、売れ残った製品の大量廃棄、有害物質を含んだ製品、労働環境など、アパレル製品には様々な社会課題が関わっていると言われる中、業界全体で、サステナブルなものづくりが求められています。
世界中の化学物質のうち、繊維の生産に使用される割合は25%とも言われており、作られる際の多くの段階で、中には身体に有害な化学物質が含まれてしまう可能性があります。「STANDARD 100 by OEKO-TEX®」は、日本はもとより欧州、アジア諸国でそれぞれ異なる有害化学物質の法規制をカバーする350種類以上の有害化学物質を検査対象とし、製品の安全性を担保しています。
日本写真印刷コミュニケーションズでは今回の認証取得を機に、アパレル業界に対してさらなる価値提供を進めていきたいと考えています。
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社 Fabrightページ:
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