和菓子、お好きですか? 和菓子食べてますか?
「若者の和菓子離れ」といった記事をときどき見かけるのだけど、ザ・和菓子と銘打ってはいなくてもコンビニの和スイーツはつねに進化しているし、デパ地下で行列を作っている和菓子店にも若い人の姿はある。
誰が言ったか、何の統計なのかはさておき「和菓子離れ」に疑問を抱く今日この頃。
そんなことより、和菓子といえば、某百貨店の地下食品フロアの和菓子エリアが進化中。今年3月から始まった15年ぶりのリフレッシュプロジェクトの全貌が徐々に公開されつつあり、過日、今秋リニューアルの目玉となる和菓子ブランドのお披露目を兼ねたプレビューがあった。
心踊るラインナップ。そして思いがけず、和菓子におけるジーズの取り組みに気づかされた日でもあった。
たとえば、水羊羹。とりわけ上質な水羊羹のなめらかな喉越しは悦。さらりと溶けてなくなるあずき色の儚きそれは、棹物、あるいはひと切れずつ販売していることもあるけれど、プラスチックカップ容器に入っているものが一般的。
そんななか、環境に配慮した新容器入りの水羊羹が増えつつあるという。
ジーズに積極的に取り組んでいる和菓子ブランドでは、食べるときにどうしても出てしまうプラスチックを削減する目的で、これまで包装資材に使っていたプラ容器からアルミ容器に変更したそう。ゼロカーボンとまではいかずとも、リサイクル可能なアルミの使用量を増やし、資源再生につなげていく。
それって、水羊羹アクションにほかならない。正確には水羊羹の容器変更アクション? つまりは水羊羹ジーズ!
どちらにせよ、これはいつものことば遊びだけれど、この水羊羹(の容器変更)アクションによって、なじみのあった容器のデザインが一新した。これもある意味、未来あるジーズへの一歩。
こうして説明されなければ、環境に配慮したジーズ的切り替えに気づかなかったり、気づけなかったりってことはたくさんある。
せめて、自分が好きなお店の食べものやドリンクなどの容器やパッケージが変わったら、これってジーズな取り組みかな? と、気づけるお客さんでいたいもの。
そんなわけで、水羊羹でジーズな相互関係を築くことができたのでした。