例えば、技術分野なら新サービスの開発や概念実証(PoC)、ベンチマーク/検証など。マーケティング・プロモーションにおいては、共同イベント/セミナーの開催、メディアとのタイアップ企画などさまざまな取組み実績があります。
加えて、先進的なAIシステムを利用できるのもユニークな特長です。「Innovation LAB」では、研究開発やPoCの基盤として最新のGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)プラットフォームを無料で利用することができます。
「NTTPCは、第3次AIブームのきっかけとなったディープラーニング隆盛当時から、GPUプラットフォーマーとして学術研究機関やAIスタートアップ、一般企業などへ多くの提供実績とナレッジを積み重ねてきました。その当社の都内データセンターに、『Innovation LAB』専用のGPU環境を構築しており、学習や推論、ビジュアライズなど、さまざまな演算用途に適したGPUリソースをパートナーの皆さまに無料で提供しています。よく最初は驚かれますが、少しでもパートナーの皆さまの研究開発や共創活動の基盤として利活用いただければ、という思いです」と庄司氏は続けます。
このGPUプラットフォームを活用し、すでに多くのパートナー企業が効果を上げています。
例えば研究開発分野では、株式会社Archaicが新型コロナウイルス感染防止に向けたソーシャルディスタンスAIや健康モニタリングAIを、音×AIのスペシャリストである株式会社Hmcommが異音検知プラットフォーム「FAST-D」を、画像処理AI技術に強みをもつ株式会社モルフォが画像領域分割&レタッチ技術「Morpho Semantic Filtering」を、といった具合に続々と新たなサービスを開発・リリースしています。また、他にも数多くのパートナー企業が、音声解析や物体検出、自然言語処理、異常検知、エッジ処理など、さまざまな技術領域において研究開発を推進しています。
マーケティング/プロモーション分野の活動も活発です。パートナー企業とAI導入側である一般企業が一堂に会したミートアップイベントや共催セミナーをはじめ、オンラインメディアへのタイアップ記事掲載、慶応義塾大学の「AI・高度プログラミングコンソーシアム」における学生向けイベントなど、年間を通じてさまざまな取組みが実施されました。
※「Innovation LAB」の活動実績は
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