ソトコトサロン

SDGsを活かしたIP経営にとって必要なポイントを知る〜スタートアップ企業を知財の面で支える弁理士が語る〜

2021.07.20

スタートアップ企業を中心に知財全般の業務をサポートするOne ip特許業務法人。今回はSDGsを活かしたIP経営にとって必要なポイント、知財の視点でこれからスタートアップ企業に求められることについて、数々の企業を支えてきた澤井弁理士にみらいリレーションズの飯野がお話を聞きました。

特許事務所の目線で考える、スタートアップのベンチャー企業に求められること

飯野:社会課題を解決したいと考えた際に、具体的にどのように人を巻き込んで動いていくべきだとお考えですか?知財の視点も絡めながらスタートアップベンチャーに求められる姿勢について教えていただきたいです。

澤井:私もスタートアップでがっつり働いた経験がないので恐縮ですが、これからの時代、新しい技術を作れば世界が変わるみたいな単純な話じゃないと思っています。結局、技術を普及させないとだめですよね。新しい技術を活用してどのように社会課題を解決するか、そのためにどういうプロセスを踏むのかというのをまず立ち止まって考えてみることが必要です。自分の会社だけで考えるのが難しい場合は、大きい知財・高いビジョンを持っている人と一緒に組んで考えていくのもよいです。その上で、知財はビジョンを叶えていく為の一つのツールでしかないと思っています。知財があればなんでもできるということではなくて、あくまでもそれを実現するためのツールなのです。社会実装したい、SDGsの思想を持ち社会に還元したいと考えた場合には、どういうプロセスを組んでいくべきか。そのためになにを使ったらいいのかと考える中で、自然と知財を思い浮かべる。そんな姿勢が大事だと思います。

澤井 周

澤井 周
東京大学工学部産業機械工学科卒業、同大学修士課程修了。大手素材メーカー勤務後に東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻博士課程に進学。日本学術振興会特別研究員として機械材料に関する研究業務に従事し、博士(工学)を取得。2014年に都内特許事務所に入所。機械、自動車、金属・無機材料、情報処理、IoT関連分野の国内・外国出願権利化を担当。2016年、在所中に弁理士試験合格。
2017年弁理士登録。2017年よりクライアント知財部へ出向。発明発掘、出願権利化、知財企画、知財戦略支援、研究者への知財教育等を担当。新製品・新事業モデルを見据えた知財戦略・特許網構築の支援に尽力した。2019年、出向契約終了と同時に都内事務所を退職。R&Dと事業戦略とに密接した知財支援をさらに進めるべく、One ip特許業務法人に参画。
17 件
〈 2 / 2 〉

RECOMMEND

Tags

トップへ戻る